■boku1インターン?
なんでぼくらにとって「政治のことを考える」ってこんなに難しいんだろう。
若い僕たちの生活に関わっている政治は実に”見えにくい”。
じゃあぼくらの生活で”見えやすい”ものにフォーカスしてみよう!
ゲーム? 音楽? スポーツ? ダンス? ファッション?
政治×○○でなにか面白いモノ創りあげる事ができるアツい合宿をしてみたい。
そして、一緒に社会に挑戦したりおもしろいことをしたりする仲間を集めたい。
そんな想いで企画された”boku1インターン”。
■参加者から運営へ
実は、今回のレポートを書かせていただいている村山は“政治×ゲーム”をテーマとしたboku1インターンvol.1の参加者でした。
議論は苦手だけど、ゲームをしたり、アイデアを出し合ったりすることならできる!
そんなことを考えていた私はまさに、この企画のターゲットにされていたとおりの参加者だったのです。
12月の寒い御殿場の山荘で熱い2日間を過ごした僕は、このまま参加者で終わることはできず、運営へ応募することを決意したのでした。
これもまた、インターンの目的の1つである
“一緒に社会に挑戦したりおもしろいことをしたりする仲間を集めたい。”
に、見事に乗せられていたみたいですね笑
それから申し込みや面接などを経て、ぼくいちの運営に参加できることになりました。
しかし、そのときにはもうboku1インターンvol.2という次なる合宿企画が始まっており、参加者としての余韻に浸る間もなく、vol.2のスタッフとしての仕事が始まったのです。
■次のテーマは…??
“政治×ゲーム”を終えたぼくいちが参加者と一緒にプロダクトの製作を目指すboku1インターンの次のテーマ。
それは・・・
政治×ファッション!
そう、前回より協力者も増えたぼくいちの、商品化を目指した“政治意識をシゲキするTシャツ”の製作合宿が幕を開けたのです。
■全国から集まった多種多様な参加者達
-2014年3月29-インターン当日、運営のもとに参加者達からの電話が鳴り止まない。
「すみません!御殿場行きのバスに乗ったのですが、高速道路で発生した事故により2時間ほど遅れそうです…。」
前回にはなかったトラブル。
運営のみんなは少し焦りながらも、臨機応変に対応。
いつもはふざけてることが多い先輩たちなのに、さすがだなと思いました。
参加者の協力もあり、到着した人から次々と打ち解けていったことで待ち時間は楽しい時間であっという間に過ぎていきました。
そしてそこには、首都圏に限らず兵庫や和歌山からの参加者を含め、政治に興味がある人、政治は分からないけどファッションが好きな人、様々な立場の若者が山荘に集まったのです。
■1日目 -始まるファッションと政治の異色の議論—
最近ニュースで見た政治の話、日中関係や若者の政治離れ、他国の紛争…。
4つのチームに分かれてそんなことを話していたと思えば、今度は今日のファッションのポイントを話し合う。
そんな中から少しずつ形になっていく、現代の政治の課題を諷刺するようなデザイン。
デザイナーの鈴木龍之介様や久米繊維工業取締役会長の久米信行様のお話やアドバイスをいただき、今求められている商品とは何か、ということから人生の相談まで行われ、デザインについて朝まで話し合うチームも・・・。
そんな様々なコンテンツの詰まった、とっても濃い1日となりました。
■ 自分の手でデザインする、世界で1枚だけのTシャツ
今回の工程の目玉でもある、自分たちが考えたデザインを、その場で自分たちの手でTシャツにおとしこむことができる。
その技法が”シルクスクリーン”です。
それは文字通り、丸1日かけてみんなで考えたものが“カタチ”になった瞬間で、運営も含めみんなが作業に夢中でした。
こうして自分の手で考え、製作したTシャツが、遂に完成したのです。
■ 商品化へ向けて
無事に完成したTシャツ。
しかし、これらを実際に販売するためには、商品を製作するための初期費用が必要でした。
私たちはクラウドファンディング「Makuake」を利用して初期費用を集めることを決めました。
そして20万円を超えるご支援をいただき、無事にTシャツを商品として販売することができることとなりました。
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました!!
以下のページから購入する事ができますので、是非ご購入ください!
この時期だったらインナーにいいかもしれませんね。
けっこう、ジャケットにも合うんです!
こうして製品化を一つのゴールに掲げてきたboku1インターンvol.2は目標を果たすことができて一段落。
あとは1人でも多くの人にTシャツを着てもらい、それをきっかけに政治について話したり、考えたりするきっかけになることを願うばかりです。
そして街中でこれらのTシャツを偶然見かけることを楽しみにしています!!
■最後に
最後に、企画段階からアドバイスをくださり御殿場の山荘までお話しに来てくださった久米繊維会長の久米信行様。
同じく御殿場までお越しになりシルクスクリーンの技法をご指導くださった貞永浩様、当日参加してくれた参加者の皆様。
講義とデザインの指導を一晩中してくださった鈴木龍之介様。
クラウドファンディングでご支援くださった皆様。
Tシャツを購入してくださった皆様。
皆様がいなければ本当に商品化にまで繋げることはできませんでした。心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
ライター:村山俊洋
*boku1インターンvol.2の様子はぼくいちのFacebookページの写真からご覧いただけます。