5月26日、神奈川県初の票育は、県立霧が丘高校で実施しました。
1学年が約400名のマンモス高校では、住民投票による政策決定を行う授業を通し、「政治家ではなく政策を選ぶ」体験がテーマ。地元である横浜市緑区を舞台に、地域の商店街を盛り上げるために、どんな政策があるかを学び、それらの中でどの政策がベストかを検討しました。
授業の作成においては、横浜市1期票育CREWが活躍。
横浜市在住の彼らは出身こそ地方ですが、住み慣れた横浜市を「よそ者」の視点で調査。インターネットを使い市の総合計画やホームペ―ジ、はたまたデータベースなどから課題を読み解いたり、実地でのフィールドワークを通じて課題を五感で調べたり、丁寧に横浜市について学習しました。
実際の授業では、司会者が横浜市の課題「スプロール現象」により、地元緑区の商店街が衰退してしまっているさまを伝えます。そこで、その問題を解決すべく「市長」が3つの政策を提示。生徒はグループに分かれ、それぞれの政策についてディスカッションを通じ吟味していきます。
最終的に、それぞれの政策に賛成か、反対かを配布した青と赤のカードで表明。スイスなどで取り入れられている直接民主主義を体感してもらいました。
授業作成過程から、とても議論の多かった横浜市1期票育CREW。授業後の反省会も白熱しました。とても熱い思いと志をもったCREWによる、心のこもった授業をお届けできました。