6月10日、福岡市で初の票育授業を実施しました。
今回は福岡市1期票育CREWのメンバーを結成。九州大学・純真学園大学など地元の学生が中心となり、市立中学校の3年生250名に票育をお届けしました。
福岡市は、地元を愛する人が96%という驚異的な数値を誇り、様々なランキングにもランクインする魅力あふれるまちです。それ故に、福岡の人は福岡にもある隠れた問題点や課題になかなか目を向けることができていないとCREWは語りました。そこで今回は、「当たり前だと思っていることを疑う」ことをテーマに授業を実施しました。
授業の準備にあたっては、地元のNPO法人「福岡テンジン大学」さんのご協力をいただき、「まちの課題を発見するための着眼点を持つ講座」を実施いただきました。また、NPO法人「グリーンバード福岡」さんとともにまちのゴミ拾いを通じて、地元の方々との交流も実施。まちの課題を座学と実地の両輪で学習しました。
授業で具体的に取り扱ったのは「自転車のマナー」に関する問題。 実施校名からとった「MYK48」というグループのセンターを決める総選挙に模して、カジュアルに、キャッチ―に、福岡市の政治や社会について話しました。時に笑いを誘いながらの授業に、生徒の笑顔が絶えなかったことが印象的でした。
福岡市の隠れた課題として挙げられた軽犯罪の多さ。その中でも最も身近な自転車を切り口に、生徒とともに地域の課題とその解決策についてディスカッション。最後は、市の選挙管理委員会さんの協力のもと、本物の記載台と投票箱を使用しての模擬投票も実施しました。
授業終了後、約1ヶ月半授業を作りこんできたCREWたちは安堵の笑顔。普段何となく見聞きしている福岡市についてこんなに真剣に考えたことはじめてだと、あるCREWは語りました。福岡のまちについての十分な知見を持った大学生として、これからも福岡で益々活躍をお祈りしております!