12月21日、葛飾区で票育授業を行わせていただきました!
対象は東京都立葛飾商業高等学校の定時制の学生約100名。
今回の票育はぼくいち初の”夜”に授業、「財政破綻」をテーマにした授業となりました。
さて、今回は参加者に架空都市”ツカシカ区”の住民として、”ツカシカ区長選挙”に参加してもらいました。
—–18:15—–
プログラムは、代表後藤の司会・進行によってスタート!
ツカシカ区の課題「財政破綻」とは一体何か、2015年プチ話題になったあの2人を例に挙げて、なるべく身近に分かりやすく説明していきます。
その二人とはSEKAI NO OWARIの深瀬慧さんときゃりーぱみゅぱみゅさん!
深瀬さんを国・都、きゃりーさんをツカシカ区に例え、
仮にきゃりーさんの衣装代を深瀬さんの協力を得て製作していたとします。
深瀬さんと別れてしまったきゃりーさんは衣装のクオリティーは今の3分の1になってしまいました。
—–18:25—–
いよいよ、ツカシカ区の課題を解決し得る候補者3人の登場です。
元ツカシカ区長の村山候補は、
図書館や街路樹、特にイルミネーションなどを削減することで、財源を確保することをマニュフェストとして掲げました。
大企業社長の樋口候補は、
司会・進行の代表後藤とのショートコント披露。サッカー日本代表遠藤選手本田選手になって、病院などの公共施設と選手誘致の額の比較をして、いかに公共施設を運営する費用がかかるのかをわかりやすく説明した上で、お金のかかる病院や老人ホームをなくすことをマニュフェストとして掲げました。
ツカシカ区在住の現役主婦の韓候補は
ツカシカ区の下町情緒あふれる特性を生かし地域の絆でゴミをあまり出さないようにすればゴミ収集車を減らし、保育所も代わりに空き屋を活用し、住人どうしでボランティアで子育てを支援することをマニュフェストとして掲げました。
—–18:40—–
候補者演説が終わった後はいよいよ投票です。
参加者一人一人の選択がツカシカ区の運命を変えることになります。
普段見ることのできない開票の風景にみんな釘付けです!
投開票には、今回も実際に活躍されている選挙管理委員会の方々に協力していただきました。
結果は韓候補が勝利!!!
本人は無言でしたが、内心とても喜んでいたそうです(笑)
—–19:00—–
新しい取り組みとして、「事業仕分け」をしました。
班の中にひとりずつクルーが送り込まれます。そのクルーが持っているパソコンの中には
葛飾区の公共施設など税金で運営しているものをギュッと凝縮した絵が!
「これは必要ないんじゃないかな。」「減らすとしたら、これかな。」という施設(例として図書館)を選択し、削除すると…
このように、荒廃した姿に変身!
クルーも参加者も夢中になって、どれを残そうか消そうか話し合いました。
「あそこの信号って距離もすごく短いし、誰もあの信号気にしてないし、いらないよね! 」
おお、普段通学しているだけあって私たちの知らなかった情報が…!
その信号、ぜひ一度見てみたいです(笑)
今回は”残す”or”消す”の二択でしたが、
中には、
「消す必要はないけれど、少し減らしたほうがいいんじゃないか。」
「規模を小さくする程度でいいと思う。」
などの意見もありました!
今回の票育授業は、与えられた選択肢の中から解決策を見出すことだけに止まらず、自分たちでもっとも良い解決策をオーダーメイドすることを試みました!
普段何気なく通っている葛飾区ですが、この票育授業を通して改めて見つめ直すことができたのではないでしょうか。
これからもぼくいちは票育授業を全国各地で若者と政治に新しい出会いを届けていきます!
次はあなたの学校にお邪魔するかもしれません…(笑)
ではでは!
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票育とは、課題の発見と課題へのアクションをセットで学び、
主体性を育むことのできる中立で新しい政治教育です。
全国各地の中学高校での出前授業、人材派遣、プログラム提供を行っています。
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プログラムは、毎回派遣された若者が、実施する地域の特徴や学校の希望に沿ったオーダーメイド型でご用意。基本的な模擬投票の授業から投票を目的としない応用的なものまで、どれも政治と対極にあり、興味関心の入り口であるエンターテイメント性を兼ね備えた授業となっております。
※政治的中立を保っており、特定の思想や信条について学んでいただくものではございません。
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